放課後等デイ入門

発達に特性のある子供や障害のある子供たちが利用できる福祉施設『放課後等デイサービス』。
施設内でいったいどんな活動をしているのか、どんな子供が施設を利用できるのかきちんと理解できていますか?
これから放課後等デイサービス施設にお子さんを通わせる予定の保護者の方や放課後等デイサービスに通わせるか悩んでいる保護者の方に、放課後デイサービスの基本をまず説明していこうと思います。

どんな子供が通えるの?


放課後デイサービスは学童と違って誰でも通えるわけではありません。
放課後デイサービスが利用できるのは、6歳から18歳・小学生~高校生までの、発達に特性がある子供。特例として20歳までの利用が認められますが、基本的には6歳から18歳までと覚えておくといいでしょう。

どんなことをしているの?


民間や学校の学童と違い、放課後等デイサービスは『療育』の場。簡単に説明してしまうと療育というのは児童の自立や日常生活のスキルアップ、障害をもつ子供が自立した生活を送れるようになるための支援のことです。
放課後等デイサービスはその療育を行う施設。では実際、どんな活動を通して療育を行っているのか、市川市の放課後等デイサービス施設『ふれあい児童発達支援・放課後等デイサービス 市川行徳教室』の活動内容を通して具体的な例を見ていきましょう。

30分の学習時間

市川行徳教室では、一日30分の定期的な学習時間を設けています。
これは成績アップのための学習時間ではなく、決まった時間に全員で学習を行うことで「自ら学ぶ力」を育てることを目的としています。子供の集中力が持つ30分という時間設定にすることで、飽きずに毎日やりきる力が付きます。

ものづくりプログラム

勉強だけではなく、工作や美術などのモノづくりプログラムも実施しています。モノづくりプログラムは勉強とはまた違って、興味関心や好奇心から集中力などを養うことを目的としています。
プログラムの一つに『ロボット作り』があります。教材を使って本当に動くロボットを作ることで、楽しみながら集中力を養い、モノを作っていく過程で想像力を得たり、一つのものを完成させるという達成感を得ることができます。

コミュニケーション能力の向上

コミュニケーション能力は家庭だけではなかなか養えるものではありません。他の子供や大人と様々な形で交流することで、コミュニケーション能力を養います。
特に子供同士のコミュニケーションを大事にしており、指導員主体のコミュニケーションを極力避けることで子供たちが自発的にコミュニケーションの能力を養えるような形を取っています。

様々な形で子供の成長をサポート


放課後保護者がいない時間に子供を預かるというだけでなく、子供の自立的な行動や日常生活のスキルアップのためのカリキュラムを実施してくれるのが放課後等デイサービス施設。上の例をいくつか見てみて、その具体的な活動内容が分かっていただけたのではないでしょうか?
放課後等デイサービス施設では指導員が一人一人に合った計画を立てて指導に当たってくれます。例えば学校の授業では苦痛に感じてしまっていた子でも、施設でのプログラムを通してその子なりの方法やペースを学んで楽しく学習に取り組むようになれる場合も多いです。施設のカリキュラムを通して得意やすきを見つけ、その分野でどんどん力を発揮することだってあります。
ただ勉強・授業するというだけではなく、工作や美術、時には運動などレクリエーションを通して、様々な面から子供の成長をサポートしてくれます。迷っている方はぜひ、最寄りの施設の活動を調べてみてくださいね。

記事内引用施設情報

『ふれあい児童発達支援・放課後等デイサービス 市川行徳教室』
住所:千葉県市川市香取1丁目4−6 ハッピーマンション香取1階
電話:047-712-6905